行政書士試験で時間が足らなくなるときの対処法

時間がない 合格に向けてのポイント

行政書士試験で時間が足らなくて涙をのんだ!という話を聞いた事ありませんか?

解く順番を変更して法令科目を後回しにしていたら望みはあるかもしれませんが、一般知識を最後まで残していたら足きりされてしまうかもしれません。

もし、法令科目で高得点を取れていたら非常に残念。会社法や多肢選択を後回しにしていればと後悔します。

今回は、行政書士試験で時間が足らなくなる時の対処法を考えていきましょう。

もともと試験時間が足らなくなるようにできている

まず行政書士試験は60問3時間、つまり1時間当たり20問、1問3分ぐらいのペースで回答する必要があります。

他の資格試験である宅建や簿記の試験と比べると、かなりのハイペースです。

しかも、記述式3問、多肢選択3問、文章理解3問は実際5分以上かかります。

すると残りの問題を解く時間は一問につき2分半を切る程度。基本的に時間がかなりタイトな試験です。

この記事のコツをつかめば時間内に解答し転記ミスのチェックまで行えるようになるはずです。

繰り返し説くことによって徐々に解くスピードが上がります。つらいかもしれませんが、この同じ問題の繰り返しが合格への一番の近道です。

試験時間が足らなくなる原因

試験時間はタイトですが、合格できる人のほとんどは時間内に解いて転記ミスのチェックを行っている人が多いと思います。

実際、私が本試験を受けた時も、不明確だった箇所の見直しと転記ミスのチェックをする時間がありました。

では、時間が足らなくなる原因は何でしょう。

読むスピードもありますが、その他の原因はこんな感じ。

知識があいまいで解くペースが遅い

時間がかかる原因はまだ暗記が足りていない場合があります。

行政書士試験は問題をみて即答する瞬発力が大切。

一問一問ごとに時間をかけていては時間が足らなくなります。

また、五者択一に慣れていない場合は、同じ模試を何度も繰り返して解くスピードを高めていきましょう。

集中力が続かない

人間の集中力はどのくらい持つと思いますか?

一般的に90分程度と言われていますが、これはかなりハードルが高い様子。一般人は45分間が限界の様です。

さらに15分刻みで集中力が途切れる波もあるようで、休憩をはさむと長時間集中力が持続します。

京都工芸繊維大学 情報科学センター

高校の50分授業のときを思い出してみてください。50分も集中が続かなくて歴史上の人物に落書きしませんでしたか?

髭やメガネを書きませんでしたか?50分も集中することはかなり難しいんです。

行政書士試験の3時間のテストすべて集中して解くことは不可能です。

大前提です。

大前提【集中力は続かない】

これはどうしようもない事実。ではどのように対策をとるとよいでしょうか?

集中力を復活させる方法を探す

ただでさえ時間がないテスト。

集中力が途切れた状態で試験をするとミスも起きやすいし、普段迷わない問題でも時間がかかったりと良いことはありません。

そんなときは自分なりの集中力回復のルーティーンを決めておきましょう。

「私の場合は途中でトイレに立つ」でした。一度、席を立ちトイレを済ませて二週目の確認をする。

その他にも、試験中机の上においておけるものに「目薬」があります。

目にはたくさんの神経が通っていて、目薬をさすとその刺激が脳に伝わり眠気を覚ましたり、スッキリさせる効果があります。

ハンカチを濡らして目がしらに当てるという方法もあります。

それぞれ自分なりの集中力回復方法を決めておくと、結果的にスピードアップにつながります。

模試で自分なりの解答方法を作る

模試で時間が足らない場合は解答する順番を変えてみるもの一つの手です。

例えば、一般知識から先に解答を埋めて勉強の進んでいない(私の場合は会社法)を一番最後に解答するなどすると、時間が足りなくても足きりされない工夫もあります。

ここら辺はこちらの記事で書いています。

試験問題を解く順番
行政書士試験の解く順番はどうしていますか? いつも一般知識に入るころには集中力も途切れて意識もうろうで問題を読んでいるなんてことしていませんか? 意識もうろうで答えた一般知識の正答率が悪く足きりを食らう。。。そんなときは解く順番...

問題の要点にラインを引く

問題のポイントとなる処に蛍光ペンでマーカーを引いても良いと思います。

何度も問題文を全部読む必要がなくなり、解答スピードがアップします。

 

正解をみつけたらほかの選択肢は見ない

「正しいものを一つ選びなさい」等の問題が出た場合に途中で正解の選択肢を見つけたら残っている肢に目を通さないという方法もあります。

正解がわかったらすべての選択肢を見る必要はありません。すこし勇気がいりますが、普段の模試から練習するならこの方法は非常に有効です。

組み合わせ型の場合は組み合わせだけ確認する

「正しいものの組み合わせを答えよ」という組み合わせ型の問題です。

① アイ

② アオ

③ イエ

このような場合、アが「正しいもの」だと判断できれば、イとオのみを確認し、ウとエは一切読まない方法もあります。

組み合わせ問題は○×を付けることによって選択肢がグッと狭まるので、一番時間の短縮につながります。

文章の少ない問題から解く

ア~オの選択肢のうち、アから解く必要はありません。

ウの選択肢のみ2行で簡単に読め、他の選択肢が4行の場合、まずウから読み始めることも良いでしょう。

いかに読む量を減らすことが重要です。

まとめ

模試を受けて時間が足らなくても大丈夫です。今までインプットしてきたものがまだ正しくアウトプットしきれていないだけ。

本試験までに予備校や自宅で模試の練習をして、どこにどのくらい時間がかかっているか、短縮できる時間はあるか確認していきましょう。

合格者のインタビュー
「スグにまねできる」合格者の勉強方法とは?
【フォーサイトHPより】

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