行政書士の年収(私の売上は53万です)

私の年収は53万です 実務その他コラム

行政書士ってよく食べていけないって聞くけど本当に厳しいの?
なんだかんだ言っても士業なんだしそこそこ稼げてるんでしょ?

こんな両極端な意見をよく耳にします。

「行政書士の年収」とインターネットで調べると、めっちゃ稼いでるか、全然稼げなくて廃業するかの記事ばかり、実際のところが気になりませんか。

私の場合は、稼いでいない行政書士で2年目の売り上げは53万円程でした。

登録した1年目と2年目は、アルバイトとして週3で働いて、残りの4日を行政書士として仕事をしていました。週末も行政書士の仕事がなければアルバイトを入れる日々でした。

現在は4年目でようやく、贅沢はできないけど食べるのには困らない程度、、、。

もっと早く仕事を軌道に乗せてガンガン収入を得る場合もありますが、そこは個人の営業力の差ですね。

私は営業が非常に苦手で、基本的なことですが知り合いの先生から頂いた仕事を精一杯対応して次につなげる、という営業方法。
行政書士を始めたてのときは正直つらいですが、事業を続けていくと年々お客様が増えていってます。

これが私の現実です。

しかし、初年度から売上をガンガン上げていく人もいれば私みたいな人もいる。

一般的に周りの行政書士の方が実際にどれだけ売上があるのか気になるところ。

今回は、行政書士の年収について見ていきましょう。

行政書士の売上高

行政書士会の会報によると以下の様な金額になります。

年間売上高 割合(平成30年) 割合(平成25年)
500万円未満 78.70% 78.00%
1,000万円未満 11.30% 11.40%
2,000万円未満 5.30% 5.00%
3,000万円未満 1.80% 1.90%
4,000万円未満 0.80% 0.90%
5,000万円未満 0.50% 0.60%
1億円未満 0.80% 0.70%
1億円以上 0.30% 0.30%

多くの行政書士は1000万円以下ですね。
中には1億円以上という夢のような金額が、、、
この中にはダブルライセンス、つまり税理士や司法書士の資格と行政書士の資格の2以上の資格でお仕事している人も含まれています。

行政書士だけで仕事する場合はどうなるでしょうか。

専業行政書士の売上(体感)

業務内容によって違いは出ますが、1人で稼げる限界は500万~700万くらいだと聞いています。

それ以上だとどうしても業務が回らなくなるとか。

早くこのくらいになりたい。。。

顧問として年間通して契約している場合は実務ほぼなしで売り上げが立つ月もあるのでもう少し多く稼いでいるかもしれません。

それ以上稼ごうとするとどうしても時間が少なくなります。

自分の奥さんや息子さんと一緒に仕事をする先生が多いです。事務所の経理だけでも奥さんにしてもらえれば年末年始の時期に確定申告等に取られる時間が少なくなりますね。

親族以外を雇うと大体年300万程人件費がかかってきます。

経費について

行政書士の仕事で経費はどれくらいかかるのでしょうか?
実は行政書士の経費は他の仕事と比べて掛かりません。

まず、大型の設備や倉庫、在庫を抱える心配もありません、食材のように賞味期限を過ぎて廃棄ということもありません。

業務に必要な費用は事務所の賃貸費、パソコン、交通費など非常に少ないです。
事務所は自宅開業の場合は全くかかりませんし、交通費も他府県に出張が多くなければ金額もあまりかかりません。

むしろ家賃を事務所費として計上できる!

経費があまりかからないということは行政書士の売り上げのほとんどが収入になります。

実際の収入に関して

先程1人で稼げる限界は500万~700万くらいだとお話ししました。
では単純に従業員を増やして2人なら1,000万、3人なら1,500万に達するのでしょうか。
1人で500万円の売り上げができた人はうまくいけば本当にこのくらいの売上になります。

従業員を雇うことによって売り上げを増やすことができましたが、人件費がかかります。

事務員さんで年間で約300~350万円程度。

推定ですが、事務員さんを一人雇ったら収入は600万位、事務員さんを二人雇えば収入は700万円位です。

 

営業方法

行政書士で年収をあげるには営業して新規のお客さんを獲得していかなくてはなりません。

昔からある新聞やタウンページの広告や地元の回覧板、ホームページの作成等様々な手法があります。

私の場合は、異業種交流会や支部の活動に顔を出すことでした。

他の士業の先生も自分の専門ではないところは外注を使うことが多く、人脈を広げるきっかけになります。

私の5年間の営業方法はこちらの記事でまとめています。

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まとめ

世の中に言う行政書士は稼げないという話がありますが、多くの行政書士は年収1,000万円以下。
中には1億円以上稼ぐ猛者もいます。
自宅で仕事ができ、定年もないことを考えると案外良い資格なのかもしれません。

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