行政書士の仕事の相場について考える

行政書士 相場 未分類

行政書士をするうえで一番悩むことが報酬の決め方です。

あなたは物を買うときやサービスを受けるときに何を基準に選びますか?

品質だったり、購入のしやすさ、接客してくれた人の雰囲気、、あとは値段。

このくらい貰っても大丈夫かな。正直もっと欲しい(笑)等と色々考えています。

 

実は行政書士のお仕事にもある程度の相場が決まっています。

今回は私なりの報酬の決め方と良い行政書士の見極め方を考えていきたいと思います。

報酬の相場

行政書士の相場はどのように決めるのでしょうか?

例えば「遺産分割協議書 行政書士 相場」と検索すれば大量にサイトがヒットします。

基本的に相場と書いているページはあまりあてになりません。

ほとんどの場合、行政書士以外の一般人がホームページを作成していることがほとんどです。

間違いとは言いませんが、実務をしていくうえで「あーその業務はその金額なら高いなぁ」「その許可申請その値段でしたら労力の比にならないと」と思うことも良くあります。

実務に即した報酬は日本行政書士連合会のホームページで報酬額統計表を見ることができます。

報酬額の統計 | 日本行政書士会連合会
報酬額統計行政書士が業務を行ったときに受ける報酬額については、行政書士各々が自由に定め、事務所の見やすい場所に掲示することとなっております。日本行政書士会連合会ではこれらの報酬額について、依頼者の選択及び行政書士の業務の利便に資するため、行政書士法第10条の2第2項に基き、5年に1度(平成24年11月14日 改正)全国...

例えば、遺産分割協議書の作成なら平均59,807円、最小値3,000円、最大値810,000円、最頻値50,000円。

大体5万円前後で受けている行政書士が多いことがわかります。

 

報酬の決め方

私も報酬を決めるときに苦労します。

しかも、行政書士になりたてで初めてのお仕事をもらったときに一番困りました。

私の初めての仕事は建設業許可の更新。友人の友人が電気工事の仕事をしていて、以前の先生が年齢的に引退されてちょうど行政書士を探しているとのこと。

業務に関してもめちゃくちゃ調べましたが、報酬に関してもありとあらゆる方法で調べました。

先ほどの行政書士会の報酬表やインターネット等々。日数にしたら2~3日ですが、ずっと悩んでました。

ご飯食べるときや、テレビを見てるとき、お風呂、寝る前に、業務のこと(手引書)や報酬のことについて。

一番最後に報酬を決めるきっかけになったのは当時の先輩行政書士(支部長)に聞いたときです。

他の先生にお願いできる価格

ちょうどその先輩が建設業専門にされているので、受けるにあたって不安なこと、疑問点、報酬についていろいろ教えていただきました。

その時先輩は「10万円って言っとき。もし業務できへんかったら、他の先生に振れるから。もしあれやったら俺するし。安く受けたら厳しくなるよ。」

憑き物が落ちた気持ちです。「他の先生にお願いできる」が初めてのお仕事をするときの基準になっています。

その実務が慣れてきたら自分の環境に合わせて変更していきましょう。

私が普段からお仕事をしている遺産分割協議書は2.5万円~、再代襲や不動産の数などの条件で加算していく方法です。

ほとんどの場合、戸籍の調査も一緒に依頼されるので、価格はちょっと低めです。

また、事務所を借りていないので賃料がかかりません。このへんもちょっと価格を下げている要因です。

安く設定しても良い

実際の相場より安く設定することも問題ありません。

インターネットなどを見ると報酬表の平均以下で集客している事務所も多数あります。

もちろん何の問題もありません。たくさん集客して実績を残すのも有効な営業方法ですし、経験を積めるという利点もあります。

基本的に赤字はない

行政書士の仕事単位で赤字はありません。

証明書や印紙代等の必要経費はお客さんからいただきますし、実費で出すのは交通費や駐車場代などの移動費です。

新幹線や高速道路を使う距離なら事前に支給いただけるようにお話をします。

事務所や駐車場代などの固定費だけ稼げれば事業の継続は可能です。

 

作業量的に妥当かどうか

報酬を決める方法として、作業時間を計算して考えることもあります。

大体時間にして3,000円ほど。

例えば法務局へ書類を受け取りに行ったり、区役所で住民票を取りに行く場合は30分ちょっとで5,000円~いただいています。

契約書についても、書籍を見ながら大体作業時間で見積を出すことが多いです。

 

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