行政書士合格後に宅建に落ちた話

宅建に落ちた 実務その他コラム

宅建と行政書士とどちらの試験が難易度が高いですか?

合格率や試験範囲を考えるとほとんどの人が行政書士と答えると思います。

行政書士試験後に宅建を受験しました。

正直、簡単に合格できると。。

これが大きな間違い。非常にアホでした。宅建を頑張っている方に本当に申し訳ない。

今回は行政書士試験に合格した翌年に宅建に不合格になった話です。

宅建を受けた理由

宅建を受けた理由ですが、不動産業界への就職を考えてました。

折角行政書士を取ったのになんで?と思う人もいるでしょう。

その当時は「行政書士になっても食べていくことができない」と周りからの助言で、行政書士になることが不安でした。

今はなんとか食べていけてますが、まだ起業するという未知の方向へ舵を切ることができませんでした。

そこで安直に「あ!就職に有利な資格を取ろう!」。宅建の資格を取れば就職でき安泰。と甘く見てました。。

その後一年間、生活費と行政書士登録に必要なお金(大阪府で35万くらいかかります)を貯めるために以前の職場に復帰させてもらい、貯蓄しながら宅建の勉強を始めました。

勉強時間の確保ができるので合格できると信じていた

インターネットで宅建の平均勉強時間を調べてみるとだいたい250時間くらい。

民法の知識があったので、他の科目を平日2時間、休日4時間で三か月ほど過去問を集中的に解いていけば合格だ!と思っていました。

当時、勉強法は「独学で勉強するなら過去問をすべて解けるようにしたらOK」それで間違いないと。

多少、甘く見ていたこともありましたが、一日2時間、土日4時間程度、ひたすら過去問を解き続けました。

正直、同じ問題を何度も解いていくのでかなり正答率があがります。

ひーちゃん
ひーちゃん

民法はほとんど勉強しなくてもOKでした

 

 

試験の一週間前の模試で愕然

 

試験を受ける前に市販の模試を自宅でやってみました。

合格点にいかなくてもそこそこの点数を取れるつもりでした。

しかし結果はかなり散々。民法と宅建業法はそこそこ解けますが、他の科目が全くとれず、合格点には達していない。

めちゃくちゃ焦りましたが、もうすでに後の祭り、苦手分野を中心に勉強して本試験に臨むことに。

現実はどんな結果だったか

宅建落ちた

当然のごとく不合格です。

【権利関係】  :10点
【宅建業法】  :15点
【法令上の制限】:2点
【税・価格】  :2点
【免除科目】  :0点
ーーーーーーーー
合計  :29点

法令上の制限と免除科目の土地に関する法律がぜんっぜん解けなかったです。

税・価格はまぐれで正解です。

この年の合格点が32点。あと3点で合格でしたが、実力不足は明らか。

29点もまぐれです。

宅建の反省点

私なりに不合格の理由を考えてみました。

宅建の試験のポイントを知らなかった

一番の問題は過去問しかしなかった。これが大きな原因。

問題を間違えて解説を読んで、理解していたつもりですが身になっていないことを痛感しました。

独学で行政書士試験に臨むメリット・デメリットでも書きましたが、問題集をある程度解けるようになったらテキストに戻ることが必要。似ている論点の対照表問題集に載っていない項目の勉強が必要です。

具体的には「マイホームを売ったときの特例」「マイホームを売ったときの軽減税率の特例」どちらも3000万円の控除があるもの。問題集にはこの要件など詳しい説明もありませんし、この2つが別の法律ということも載っていません。

当たり前ですが、テキストでの勉強は必須。似ているけど違うものを比較して覚えることが重要です。

その当たり前ができていないことが敗因です。

宅建の反省点独学にこだわった

行政書士試験通ったし、独学でも大丈夫とタカをくくっていました。

私は法律科目、特に税法や建築法関連の問題は全くの初学者。ちゃんと授業を聴いて内容の理解が必要です。

独学に固執して何度もテストに落ちる方が非効率です。

今後の方向性

行政書士の仕事が安定しだしたのでもう一度フォーサイトを使って再受験してみようかと思っています。

近年は資格の難易度が上がって、2019年のボーダーラインは37点とかなりの高得点が必要。

また試験が近くなってきたらブログをアップします。

現役行政書士にインタビュー
受験のきっかけや実務家の日常とは
【フォーサイトHPより】

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