独学で行政書士試験に臨むメリット・デメリット

時短勉強法

行政書士試験を受験するために独学で頑張ってみようと検討している人もいるかと思います。

このブログでは通信講座を一番お勧めしていますが、今回は独学で勉強する方向けにメリットデメリットをまとめてみました。

独学のメリット

独学のメリットは正直多くはありません。

費用があまりかからない

独学のメリットは費用を抑えられる点です。

極端に言えば市販のテキスト・問題集・模試を2万円以下で揃えられます。

仮に予備校に通うなら20万、通信で10万程と考えると断トツで安いです。予備校の場合交通費もかかります。

費用をかけずに行政書士を目指す場合はおススメです。

自宅でマイペースで勉強できる

自分のペースで勉強できることも独学の強みです。

通学の場合は仕事終わりや家事が終わった後に予備校に通わなければなりませんが、独学は近くの喫茶店や自宅で簡単に勉強ができます。

自分でスケジュールを決めて勉強に取り組める利点があります。

独学のデメリット

つづいて、独学での勉強法のデメリットです。

勉強を続けにくい

行政書士試験の一番の敵は勉強が続かないことです。

どうしても勉強はつまらないものです。

毎週講義に出席する予備校と違い、継続して勉強を続けるには相当な忍耐が必要になります。

つまらない勉強を続けるには【ご褒美】と【達成感】が必要だと思います。

勉強を続けるコツはこちらの記事を参考にしてください。

勉強がづづかない3つの理由と簡単な継続方法
「英会話」「資格をとるため」「プレゼン資料を作るため」と社会人になっても勉強する機会がたくさんあります。 しかし、勉強の始めたては調子が良くどんどんはかどりますが、なかなか何週間、何カ月と継続していくまでに途中で挫折してしまう人も多いです...

難解な論点が置き去りになる

難しい解釈や判例等、重要論点について予備校ではじっくり時間をかけて講義を受けます。

独学でテキストを読むのと生の講義を聴くのでは理解するまでにかかる時間が圧倒的に違います。

また、難しい論点を理解しきれないまま先に進む危険もあります。

予備校の場合、分からない点がすぐに質問して答えてもらることができますが、独学では相談相手がいないことも欠点です。

教材を自分で選ぶ必要がある

独学で勉強するためには自分でテキストや問題集を選ぶ必要があります。

出版社によって内容の濃さや難易度もバラバラ、なかなか一つに絞れずに複数購入する人もいるでしょう。

しかし、行政書士試験の範囲は膨大で基本のテキストを二種類購入するとたちどころに勉強が進まなくなってしまいます。

テキストも問題集もパラパラとめくって自分が一番読みやすい一冊をみつけて、ぼろぼろになるまで読み倒しましょう。

ひーちゃん
ひーちゃん

テキストも問題集も基本的に一冊まで

学習計画を自分で立てる必要がある

独学の場合は自分で試験までの学習計画を立てる必要があります。

予備校の場合、授業のカリキュラムがあらかじめ決められており、試験の二月ほど前に基本の講義が終わるように設定されています。

独学の場合、自分自身でどのタイミングでどのくらいの勉強をするのか決めて行動しなければなりません。

また他の受験者の動向を知りにくく、現在の進捗度が全く分からないデメリットがあります。

法改正など試験情報が入手しにくい

法改正などがあった場合その情報が入手しにくいです。

大手予備校の場合、レジュメや講義で必ずお知らせが入るケースがほとんどですが、独学の場合は、販売元のホームページを確認しなければなりません。普段から何回も見ることはないので見落としてしまう可能性があります。

独学は、強制力がない反面、非常に自由度が高く自分のペースで勉強することができます。

理解していたつもりで理解できていない

過去問等をずっと勉強していくと、正答率がガンガン上昇していきます。

これは、勉強が進んでいる証拠ですね。

しかしここに一番の落とし穴がありました。

宅建の資格を勉強していたときですが、過去問の○×はほとんど正解するようになっていました。

その後の模擬試験では惨敗、本試験でも不合格となりました。

理解できていると思っていた過去問のほとんどは問題と解答を覚えただけで身になっていませんでした。

行政書士も宅建もですが、似てるけど要件が違う、似ているけど結論が異なる問題が多数登場します。

例えば、詐害行為取消権と債権者代位。成年後見人と補佐人、補助人。それぞれの細かい違いを問題で問われます。

テキストをよく読んでいれば、表で一覧になっている場合が多いのですが、独学の場合問題集が中心の勉強スタイルになりがちです。

ある程度、問題集が解けるようになったら、今一度テキストの細かいところまで読み返して、間違いやすいポイントを探してみる必要があります。

独学で合格するためのポイント

独学で勉強する際に以下のポイントに注意する必要があります。

自分にあったテキストと問題集を選ぶ

まず、テキストと問題集選びです。市販で販売されているテキストと問題集はそれだけで合格できるように作られています。

あとは自分と合っているかどうかの確認です。よくわからないという人は、イラストや図が多めでカラーの物を選びましょう。

模擬試験や直前答練を受講する

独学の場合、本試験型の模擬試験を受けれないことが問題です。自宅で問題を解くのと会場の雰囲気で問題を解くことは全然違います。ある程度学習が進んだところで中間模試や答練を受けて講師に質問をし良く復習しておきましょう。

独学に向いている人

最後に独学での勉強法が向いている人をまとめます。

勉強を継続できる人

行政書士試験は半年から一年以上の勉強期間が必要です。

テキストを買ったその日は勉強できますが、その次の週、次の月と継続して勉強するには強い意志が必要です。

学習時間を十分に取れる人

独学は通学や通信講座より理解しにくい場合がほとんど。

勉強時間を十分に取れる人が向いています。

⇒最短最速で合格するならフォーサイトがおススメ。

過去に受験をしたことがある人

行政書士試験を過去に受験した人も独学に向いています。

私の知り合いでも、初年度は大手予備校や通信講座に通い二年目は独学で合格という人がたくさんいます。

まとめ

行政書士試験は独学での合格は難易度が高く一年で合格することができないかもしれません。

それでも費用面や毎週講義を聴きに行く必要がないなど独学のメリットも存在します。

通信講座も独学ほどではありませんが費用を抑えることができ、WEB講座なので場所も選ばないのでおすすめです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました