主婦が行政書士の資格を取っても意味がないと思っていませんか?
これは半分当たりです。
もし主婦であるあなたが「行政書士の資格を使って就職して家計を助けるぞ!」と考えているなら、、、行政書士は意味のない資格かもしれません。
なぜなら行政書士は就職には向かない資格です。
就職して家計を助けるつもりなら宅建や簿記を取得した方が非常に有利です。
企業が欲しているのは法務の知識より、事務作業で使う簿記や不動産業に必要な宅建士等の従業員です。
では主婦が行政書士の資格を勉強することは全くのムダかというとそうでもありません。
子育てをしながら週3日程やパートをしながら行政書士という方法もあります。
行政書士は時間の余裕があり週5日働くといった決まりはありません。
もちろん3日では1人で食べていけるほどではないですが、この数万円は家計にとって非常にありがたいものです。
どうですか、月に数万円の副収入があれば、ちょっと豪華なレストランに行くことや、ユニクロで我慢していた服を一新することができます。
考えただけでもわくわくしてきますね。
今回は主婦行政書士のデメリットとメリットを見ていきましょう。
デメリットはあるの
主婦が行政書士になるにあたってデメリットについて見ていきます。
営業が必要
企業に就職したときと違い、営業活動が必要になります。
会社員と違い自分で仕事をとってこなくてはなりません。
親戚や友人に行政書士登録をしたことを報告しておきましょう。
SNSで拡散するとより効果的です。
就職向きではない
行政書士は独立開業向きの試験です。
学生が将来就職するためにプラスαで取得する分には他の学生との差別化を図ることができますが、再就職となるとあまり効果的ではありません。
簿記や宅建の方が難易度が低く就職しやすいでしょう。
目指すものが就職ではなく週3日の副業行政書士という考え方なら問題ありませんね。
難易度が高い
行政書士試験は誰でも簡単に通る試験ではありません。
合格率は13%程度、偏差値でみると難関私立程度だそうです。
良く教材のCMで「半年の勉強で合格!○○に通って良かった」なんて言われてますが、ほんっっの一部の頭の良い人の話です。
ですが、一年程の期間をみて勉強していけば、内容自体は難しくないので合格の可能性が高いです。
ただ、一年勉強を続けられるかどうかが一番の分かれ道になります。
主婦行政書士のメリット
続いて反対にメリットを3つ紹介します。
受験資格がない
税理士や弁護士、保育士、介護士等の資格は受験するために大学卒業や実務経験等が必要です。
しかし、行政書士の試験は年齢、学歴、職歴、国籍関係なく、誰でも受験する事が出来ます。
高校を中退していても、専門学校を卒業していなくても、外国人でも受験可能。
行政書士が人気で受験者数が多い理由の一つです。
過去に勉強を教えていた方で在日韓国人の主婦の方も今では立派な行政書士です。
フルタイムで働く必要がない
会社員になって働くわけではないので、毎日開始時間から終業時間までオフィスに座っておく必要がありません。
基本的には仕事が手すきのときでも出社してデスクに向かわなくてはなりません。
お休みしてしまえば給料が減ってしまう場合も多いでしょう。
行政書士の仕事は完全に自由です。お客さんとの打ち合わせがありますが主な仕事は書類作成。朝の隙間時間や寝る前など自分の時間で仕事ができます。
また、仕事を詰めてすれば週3日行政書士、残りは家事をする等調整することができます。
夫に負けないくらいたくさん働くこともできる
行政書士で生計を立てている人はかなりいます。
いざとなったら旦那さんより多く働いてバリバリ社会に出ていくことも可能です。
旦那さんと2馬力で働いて老後の資金やマイホームを建てるなんてことも夢ではありません。
難易度は?
行政書士試験の難易度は難関私立大学くらい
試験偏差値は62前後と言われています。
参考資格難易度ランキング
その他の資格と比べると日商簿記2級が54、宅建士が57、税理士が75とされています。
簿記2級や宅建を取れた実力のある人は十分に狙える資格です。
独学で勉強できるの?
独学での合格はかなり厳しいと思います。
これは市販のテキストが悪いわけではなく、文字を読むだけでは法律を理解しにくいという点です。
正直、法律を初めて勉強する場合はおススメしません。
スグに断念して本棚の肥やしになる可能性が高いでしょう。
メリットとデメリットをあげるとこんな感じです。
・自分のペースに合わせて勉強時間できる
・教材費などの費用が安い
・受身の勉強ではない
・継続して勉強するには強い意志が必要
・質問ができない・孤独
・教材選びに時間がかかる
・法改正に適切に対応できない
独学の大きなメリットは、自分のペースに合わせて勉強することができることでしょう。
試験では法律の改正があった内容の出題率が高いので、独学では法改正の情報を自分で収集する必要があります。
また、自分に合った教材を見つけたり、受験に最適なものを選ぶ際の判断が難しいというデメリットも。
継続して勉強するためには行政書士になるという強い意思がないと続かないとも言えます。
お試しで独学勉強を初めて見たいという方はこちらをご覧ください。
主婦におススメは通信講座
「独学」「通学」「通信」で一番のおすすめは「通信」です。
毎週決まった時間に決まった場所で授業を受ける「通学」は旦那さんやお子さんがいる場合とても重荷になります。
授業を休んでしまえば、その分勉強が遅れることになり追いつくのに何倍も勉強をしなければなりません。
通信講座は、自分の都合のいい時間に自宅やカフェで勉強することができ、隙間時間で気軽に行えます。
洗濯機を回している間に30分だけ授業を受けて、残りはお昼ご飯の片づけをしてから等、自由です。
自由に勉強できる分心に余裕が生まれ生活リズムを安定させやすい。
通信講座のメリットデメリットはこんな感じです。
教室通学より安価
好きなときに勉強ができる
添削してもらえたり、電話で質問ができる
続けられるかどうか不安
通信だけで合格できるか不安
何度も言いますが行政書士試験の一番難しいポイントは勉強を続けられるかどうかです。
通信講座も合格率が高いところがたくさんあります。
例えばフォーサイトは合格率は37.3%。受験生全体の約3倍の合格率です。さらにアプリでスケジュール管理までしてくれ、普段は三日坊主の人でも続けやすい仕組みになっています。
毎週決まった日時に通学することが苦痛という方は通信講座を検討してみてはどうでしょうか?
まとめ
行政書士は主婦でも簡単に高収入というわけではありません。
しかし、月数万円を稼いだり、営業活動を頑張れば夫に負けないくらいバリバリ働くことができる職業です。
挑戦だと思って一度勉強を初めてみるのも良いのではないでしょうか。
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